お得にツーリングを楽しもう!2つのバイク高速道路割引制度を徹底比較&3つの体験談を紹介

高速道路割引 ライダーズナビ

「あの絶景をもう一度見に行きたい」「人気のお店で絶品グルメを楽しみたい」――そんな気持ちで高速道路を使い、遠くまでツーリングしたくなること、ありますよね。

旅先で疲れを感じたとき、帰り道では高速道路を利用して少しでも楽をしたいと思うこともあるでしょう。特に一般道で渋滞に巻き込まれ、クラッチ操作に苦労した経験がある方なら、この気持ちに共感していただけるはずです。

高速道路を使うと、より遠くの目的地に気軽にアクセスできるだけでなく、現地での滞在時間を増やしたり、疲労を軽減したりすることも可能です。一方で、気になるのが通行料金。少しでも費用を抑えたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そんなときに活用したいのが、高速道路の割引制度です。バイクが利用できる代表的な割引制度には、主に4種類があります。

  • 日祝の通行料金がさらにお得になる「二輪車定率割引」 ※バイク専用
  • 平日も利用可能な「ツーリングプラン」 ※バイク専用
  • 休日利用で適用される「休日割引」
  • 深夜帯に適用される「深夜割引」

中でも、「二輪車定率割引」と「ツーリングプラン」は、ツーリングライダーにとって非常に魅力的でお得な高速道路の割引制度です。この2つを上手に活用すれば、長距離ツーリングの通行料金を大幅に抑えつつ、遠くの目的地をより気軽に訪れることができます。

これらの割引制度を利用する手順は、とても簡単な3ステップです。登録や申し込みはすべてインターネットで完結し、初めての方でもスムーズに始められます。

  1. NEXCO中日本の速旅会員に登録する
  2. 二輪車定率割引、ツーリングプランの日程とコースを選択して申し込む
  3. 当日に高速道路を利用してツーリングを楽しむ

この記事では、ライダーに嬉しい「二輪車定率割引」と「ツーリングプラン」の詳細をご紹介します。登録方法や申し込み手順をわかりやすく解説し、さらに実際に割引を利用した体験談、各制度のメリット・デメリットも取り上げます。

それぞれの特徴や適用条件をしっかり理解して、次回のツーリングをもっと楽しく、もっとお得にしましょう!

目次

バイクに特化した2つの高速割引制度 二輪車定率割引とツーリングプランを紹介

高速道路の割引には、休日割引や深夜割引に加え、バイクに特化した「二輪車定率割引」や「ツーリングプラン」があります。これらはどちらも比較的新しい制度で、二輪車定率割引は2022年に、ツーリングプランは2023年にスタートしました。

どちらの割引も、ツーリングを楽しむライダーにとって非常にお得な制度です。それぞれの特徴を理解して、自分のツーリングに合った割引を選びましょう。以下に、「二輪車定率割引」と「ツーリングプラン」のポイントを比較表でご紹介します。なお、記載している情報は2024年11月現在のものです。

二輪車定率割引

  • 利用条件
    決まった日程(土日祝)であれば、エリアの制限なく自由に利用可能。一部対象外エリアがある点に注意が必要です。
  • メリット
    広範囲を走行する長距離ツーリングに最適。どこを走るか自由に計画できるため、事前に詳細なルートを決めなくても使いやすい制度です。
  • 注意点
    対象外エリアがあるため、利用前に確認が必要です。

ツーリングプラン

  • 利用条件
    連続する2〜4日間など、決められた期間中に指定エリア内で乗り降り自由となるプラン。エリアは選択制で、事前に申し込みが必要です。平日のみのツーリングや、平日と休日を組み合わせた利用に効果的です。
  • メリット
    特定の観光地やエリアをじっくり楽しむ周遊ツーリングに最適。定額で乗り放題なので、計画的にエリアを巡るツーリングでお得感を最大化できます。
  • 注意点
    利用できるエリアが限られます。

おすすめの使い分け

  • 二輪車定率割引
    ルートの自由度が高いので、広いエリアを走行するツーリングにおすすめです。
    • 広範囲を自由に走りたい
    • 長距離ツーリングをしたい
    • 休日のみのツーリング
  • ツーリングプラン
    エリアを絞ったツーリングにおすすめです。
    • 特定のエリアをじっくり楽しみたい
    • 平日や連休を活用して周遊ツーリングをしたい

高速道路割引比較表(2024年度版)

対象エリア

割引制度対象エリア
二輪車定率割引NEXCO3社、宮城県道路公社が管理するエリア
ツーリングプランNEXCO3社、兵庫県道路公社が管理するエリア
休日割引NEXCO3社が管理する高速国道等のうち大都市近郊区間以外
深夜割引NEXCO3社が管理するエリア

適用日

割引制度適用日
二輪車定率割引2024年4月から11月末までの土日祝(北海道は10月末まで)
ツーリングプラン2024年4月から11月末までで自由に選択可能(北海道は10月末まで)
休日割引土日祝の終日 GW、お盆、SW、年末年始は適用除外
深夜割引曜日の制限なし

割引内容

割引制度割引内容
二輪車定率割引・高速道路料金の37.5%が割引
・1日から最大4日間の申し込みが可能
ツーリングプラン・定額で対象エリアの高速道路が乗り降り自由
・コースにより2〜4日間の期間設定
・22コースの設定
休日割引・高速道路料金の約30%が割引される
深夜割引・高速道路料金の約30%が割引される

ここで注意!「高速道路料金が約50%割引される制度」と書かれていることがありますが、普通車と比較した場合の割引率で、バイクは軽自動車等に分類されるため平時より37.5%割引になると認識するのが正解です。

適用条件

割引制度適用条件
二輪車定率割引・一回の走行距離が80km以上
事前申込が必要
ツーリングプラン・エリア内での乗り降り必須(通過は適用外)
事前申込が必要
休日割引・土日祝に高速道路を走行
・時間以前の進入及び時間以後の退出も適用
深夜割引・0〜4時の間に高速道路を走行
・時間以前の進入及び時間以後の退出も適用

キャンセル方法

割引制度キャンセル方法
二輪車定率割引・利用がなければ自動的にキャンセル
ツーリングプラン・利用開始日の最初の出口を流出する前までに手続き
・利用がなければ自動的にキャンセル
休日割引・特になし
深夜割引・特になし

メリット デメリット

割引制度メリットデメリット
二輪車定率割引・割引率が高い・適用期間が限定
・土日祝のみ適用
ツーリングプラン・定額でエリア内の高速道路の乗り降りが自由
・平日に使用可能
・適用期間が限定
・エリア内での乗り降り必須(通過は適用外)
休日割引・申込不要
・通年利用可能
・割引率が低い
深夜割引・申込不要
・通年利用可能
・割引率が低い

オフィシャルサイト

【ETC二輪車限定】2024二輪車定率割引

【ETC二輪車限定】ツーリングプラン

休日割引

深夜割引

大前提として以下もお忘れなく。

  • 高速道路に乗れる126cc以上のバイクであること
  • 有効なETCカードであること
  • ETC車載器が搭載されているバイクであること
  • 二輪車定率割引・ツーリングプランともに申し込みが必要

普通車、二輪車ともに利用できる定額乗り放題のドライブパスや高速道路周遊パスなどもあります。

初めてでも簡単!NEXCO中日本の速旅会員に登録する

二輪車定率割引、ツーリングプランともにNEXCO中日本の速旅会員に登録することで利用できるようになります。

  • NEXCO中日本以外の地域にお住まいでも登録できます。
  • ETCカード、ETC車載器が搭載されたバイクをお持ちでない場合は先に準備してください。
  • パソコン、スマホどちらからも登録が可能で、画面もほぼ同じです。

1.【ETC二輪車限定】ツーリングプラン/二輪車定率割引のページにある「新規会員登録」をクリックします

【ETC二輪車限定】ツーリングプラン/二輪車定率割引のページに行き、ページタイトル下にある「新規会員登録」をクリックします。旅行・ドライブ(速旅)などの新規会員登録の表示からでも登録ページに進めます。

2.メールアドレスを入力し仮登録をします

新規会員登録のページで、メールアドレスを入力し仮登録のボタンをクリックします。

3.「【速旅】仮登録のお知らせ」のURLをクリックします

「【速旅】仮登録のお知らせ」がメールで届き、記載のURLをクリックします。

4.個人情報等を入力します

遷移したページで個人情報等を入力し、確認画面へのボタンをクリックします。

  • メールアドレス(入力済み)
  • パスワード
  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • ETCカード番号 ※追加ボタンを押して入力枠を表示
  • 車載器管理番号 ※追加ボタンを押して入力枠を表示
  • 電話番号
  • 郵便番号
  • 住所
  • メルマガの配信有無
  • 会員規約及び個人情報の取り扱いについて同意にチェック

「ETCカード番号」と「【二輪車のみ対象】ツーリングプラン/二輪車定率割引用車載器管理番号」は任意項目になっていますが、割引制度を利用するため登録が必要です。

5.入力項目に間違いがなければ登録を完了します

【速旅】新規会員登録(詳細情報入力)に遷移しますので、入力項目に間違いがなければ登録してログインボタンを押し登録を完了します。修正が必要な場合はキャンセルボタンを押し修正してください。

6.登録したメール宛に登録完了のメールが届きます

登録したメール宛に【速旅】会員登録ありがとうございますとのメールが届き、申し込みが完了です。

二輪車定率割引を申し込む

1.二輪車定率割引のページで内容を確認します

【ETC二輪車限定】2024二輪車定率割引のページに行きます。実施期間・ご利用期間・対象車種、販売価格・対象エリア、利用方法、注意事項があるのでご確認し、申し込むボタンをクリックします。

2.会員規約および利用約款にチェック、アンケートに回答します

会員規約および利用約款がありますので、下記2項目にチェックを入れてください。※忘れがちです

申込み時の必須アンケート4項目に回答し、申し込むボタンをクリックします。

3.申し込み内容入力のページで手順①〜⑤を選択します

申し込み内容入力のページで手順①〜⑤を選択し、確認画面へボタンをクリックします。

  1. 割引内容を選択してください。
  2. 利用開始日を選択してください。
  3. 車種を選択してください ←デフォルトで選択済み
  4. ETCカード情報を選択してください
  5. 当日ご利用される二輪車に搭載されているETC車載器の車載管理番号

4.内容に問題がなければ申し込みを確定します

申込内容確認のページで、内容を確認し問題がなければ申し込みを確定するボタンをクリックします。

5. 登録したメール宛にメールが届きます

登録したメール宛にお申込みを受付いたしましたとのメールが届き、申し込みが完了です。

二輪車定率割引 距離・料金検索で予定しているルートの高速道路料金を検索できますので、ルート選定の参考にご利用ください。

6.当日に高速道路を利用してツーリングを楽しむ!

もう何も迷うことはありません。あとは走るだけ!ツーリングに出かけましょう。

申し込んだ日付に走ってくださいね😁コレ絶対!

ツーリングプランを申し込む

1.希望のツーリングプランを選びます

【ETC二輪車限定】ツーリングプラン/二輪車定率割引のページに行きます。希望のツーリングプランをクリックします。

北海道から九州まで全22コースがあります。ご自身のツーリングプランに合わせて選んでください。

2.プランの内容を確認します

遷移したページに、実施期間・ご利用期間・対象車種、販売価格・対象エリア、利用方法、注意事項があるのでご確認ください。

3.会員規約および利用約款にチェック、アンケートに回答します

会員規約および利用約款がありますので、下記2項目にチェックを入れてください。※忘れがちです

申込み時の必須アンケート4項目に回答し、申し込むのボタンをクリックします。

4.申し込み内容入力のページで手順①〜⑤を選択します

申し込み内容入力のページで手順①〜⑤を選択し、確認画面へのボタンをクリックします。

  1. コースを選択してください
  2. 出発日を選択してください
  3. 車種を選択してください ←デフォルトで選択済み
  4. ETCカード情報を選択または入力してください
  5. 当日ご利用される二輪車に搭載されているETC車載器の車載器管理番号を入力してください

5.内容に問題がなければ申し込みを確定します

申込内容確認のページで、内容を確認し問題がなければ申し込みを確定するのボタンをクリックします。

6.登録したメール宛にメールが届きます

登録したメール宛にお申込みを受付いたしましたとのメールが届き、申し込みが完了です。

7.当日に高速道路を利用してツーリングを楽しむ!

もう何も迷うことはありません。あとは走るだけ!ツーリングに出かけましょう。

申し込んだ日付に走ってくださいね😁コレ絶対!

二輪車定率割引とツーリングプラン 3つの体験談で割引効果を検証

高速道路の割引制度を利用した3つの1泊ツーリング体験談をご紹介します。それぞれ異なる日程やエリアでの利用例を通じて、割引効果を検証しました。

目的地日程の特徴割引制度効果的な活用法
体験談1長野 岐阜平日+休日ツーリングプラン
東名・中央道コース ミニ
平日割引効果が大きい
体験談2静岡 山梨平日+休日ツーリングプラン
東名・中央道コース ワイド
平日割引効果が大きい
体験談3静岡 神奈川休日のみ二輪車定率割引休日のみ利用、長距離

体験談1:ツーリングプラン利用 諏訪湖、ビーナスライン、御嶽ルート

平日
巨椋→一宮
平日
一宮→諏訪
休日
中津川→一宮
休日
一宮→巨椋
合計
ETC通常走行6,230←左に含む3,380←左に含む9,610
二輪車定率割引6,230
(平日料金)
←左に含む2,850←左に含む9,170
ツーリングプラン3,270
(平日料金)
3,600←左に含む2,040
(定率割引)
8,910
2024年11月現在

2023年7月にツーリングプラン【東名・中央道コース ミニ】を利用して長野県へツーリングに行きました。このプランでは、特定エリア内の高速道路が乗り降り自由となり、連続する2日間で3,600円というお得な料金で利用できます。

  • 日程:金曜日出発、土曜日帰宅(平日が絡む日程)
  • 概要:金曜の早朝に出発し、長野県の自然豊かなエリアをツーリング。土曜日開催のクシタニCBM御嶽に参加、午後帰路につくプラン
  • 割引の活用ポイントツーリングプランを活用することで、平日と休日が混在する日程でもコストを抑えつつ、連続日程で効率的な移動が可能に。

1日目:金曜日(平日)

  • 走行ルート
    巨椋(おぐら)インター(第二京阪道路) → 名神高速道路 → 中央道 → 諏訪インター → 諏訪湖 → ビーナスライン
  • 途中での立ち寄りスポット
    飯田インターで高速を降りて、ざるそばを昼食にいただきました。その後、給油を済ませて再び中央道に復帰。
  • 観光地巡り
    諏訪インターで高速を降りた後、以下のスポットを楽しみました。
    • 立石公園(映画「君の名は。」の聖地)
      諏訪湖の絶景を見渡せるスポットとして人気です。
    • ビーナスライン
      高原を縫うように走る快適な道路で、ツーリングの醍醐味を堪能しました。
  • 宿泊
    岡谷市で1泊。地元のおいしい料理で旅の疲れを癒やし、翌日に備えました。
立石公園から見る諏訪湖
ビーナスライン 女の神展望台からの景色

2日目:土曜日(休日)

  • 走行ルート
    岡谷市 → 国道19号線 → 御嶽スキー場 → 中津川 → 中央道 → 往路と同じルートで帰宅
  • イベント参加
    KUSHITANI CBM(クシタニ コーヒーブレイクミーティング)に参加しました。会場の御嶽スキー場では、あいにくの天気にも関わらず多くのライダーが集まり、交流やコーヒーを楽しむ時間を過ごしました。
  • 帰路
    国道19号線を南下し、中津川から中央道へ。帰路の一部はツーリングプランの適用外エリア(一宮インターより西側)となりますが、ここでは二輪車定率割引が適用され、コストを抑えることができました。
クシタニCBM御嶽@KUSHITANI EXPLORER PARK

まとめ

平日と休日を組み合わせた日程で、ツーリングプラン+二輪車定率割引のセットで高速道路料金も大幅に抑えられました。観光やイベント参加を楽しみつつ、美味しいご飯が食べられて安く給油ができたのでそれ以上の価値のある充実したツーリングとなりました。

体験談2:ツーリングプラン利用 御殿場、富士山、南アルプス市ルート

平日
巨椋→名古屋西
平日
名古屋西→新御殿場
休日
新富士→名古屋西
休日
名古屋西→巨椋
合 計
ETC通常走行7,250←左に含む4,840←左に含む12,090
二輪車定率割引7,250
(平日料金)
←左に含む4,150←左に含む11,400
ツーリングプラン3,070
(平日料金)
6,000←左に含む1,92010,990
2024年11月現在

2023年10月にツーリングプラン【東名・中央道コース ワイド】を利用して静岡県、山梨県へツーリングに行きました。乗り降り自由となるコースで、連続する3日間が6,000円です。

  • 日程:金曜日出発、土曜日帰宅(平日が絡む日程)
  • 概要:金曜日の早朝に出発し、富士山を中心に静岡・山梨エリアを周遊。土曜日にNEOPASA清水で開催のクシタニCBM清水に参加、午後帰路につくプラン
  • 割引の活用ポイントツーリングプランでエリア内乗り放題を利用。平日利用の割引効果が高く、2つの県を効率よく巡るのに最適なプラン。

1日目:金曜日(平日)

  • 走行ルート
    巨椋(おぐら)インター(第二京阪道路) → 名神高速道路 → 新名神高速道路 → 名古屋第二環状自動車道 → 東名高速道路 → 新東名高速道路 → 新御殿場インター → 富士山周辺
  • 途中での立ち寄りスポット
    名古屋インターで高速を降りて、喫茶店のモーニングいただきました。その後、途中の浜松インターで高速を降りて給油をしました。
  • 観光地巡り
    新御殿場から県道418号線、国道138号線で富士山に向かい山中湖、国道413号線(道志みち)で道の駅どうし、山中湖まで戻り国道358号線、県道36号線などを通り山梨県南アルプス市で1泊して1日目終了です。
    諏訪インターで高速を降りた後、以下のスポットを楽しみました。
    • 山中湖
      湖畔から美しい富士山を望むことができました。
    • 道の駅どうし
      ライダーの聖地「道志みち」を初体験。道の駅どうしで引き返したので、次回全線走破を誓いました。
  • 宿泊
    山梨県南アルプス市で1泊。ホテル近くの地元の中華料理屋で夕食、満腹になりました。
とある喫茶店でのモーニング
道の駅どうし

2日目は南アルプス市から国道358号線で富士山まで戻り、西湖、河口湖、本栖湖と巡り、国道139号線で富士山の西側を南下し新東名高速道路の清水パーキングでのクシタニCBMに参加しました。

2023年クシタニCBM清水@NEOPASA清水

まとめ

こちらも平日か絡んでいるのでツーリングプラン+二輪車定率割引のセットが最安値になりました。

本来関西から関東に移動するときは、新名神→伊勢湾岸道→東名のルート取りが最適解となりますが、ツーリングプラン【東名・中央道コース ワイド】では伊勢湾岸自動車道がエリアに含まれていません。したがって名二環を使う遠回りのルートを取る必要があります。それを逆手に取って名二環を降りて名古屋でモーニングを食べるなど、遠回りまでも楽しめるようなコースにしました。お腹が満たされれば心も満たされます☺️

体験談3:二輪車定率割引利用 富士市、富士五湖、道志みち、箱根ルート

 休日
巨椋→新富士
休日
愛鷹→巨椋
合計
通常走行(休日割引)4,8405,19010,030
二輪車定率割引4,1504,6508,800
2024年11月現在

ツーリングプランを利用してすると伊勢湾岸自動車道ではなく名古屋第二環状自動車道を使用する必要があります。

休日
巨椋→名古屋西
休日
名古屋西→新富士
休日
愛鷹→名古屋西
休日
名古屋西→巨椋
合計
ツーリングプラン
(伊勢湾岸自動車道回避)
1,9206,000←左に含む1,9209,840
2024年11月現在

ツーリングプラン+伊勢湾岸道では最高値になりました。

休日
巨椋→名古屋南
休日
名古屋南→新富士
休日
愛鷹→名古屋南
休日
名古屋南→巨椋
合計
ツーリングプラン
(伊勢湾岸自動車道利用)
2,2606,000←左に含む2,26010,520
2024年11月現在
  • 日程:土曜日出発、日曜日帰宅(休日のみの日程)
  • 概要:土曜の早朝に出発、静岡まで移動し、富士山周辺や道志みちを走行。日曜日はターンパイク箱根で開催のあつまれ!なっちゃんねるミーティングvol.3に参加、午後帰路につくプラン
  • 割引の活用ポイント二輪車定率割引を活用。休日のみの利用でも割引が適用され、エリアに縛られず広範囲を移動できる。

2024年11月に二輪車定率割引を利用して静岡県、神奈川県へツーリングに行きました。

1日目は土曜日(休日)です。高速道路の利用は第二京阪道路の巨椋インターから名神高速道路、新名神高速道路、東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道、東名高速道路、新東名高速道路の新富士インターまでです。二輪車定率割引のため途中で高速を降りられないので、高速で給油しました。

新富士からは国道139号線で富士山の西側を北上し、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖、山中湖の順に富士五湖を制覇し、国道413号線の道志みちを東へ進み相模原市で1泊しました。

西湖から見る富士山

2日目は相模原市から再度国道413号線を西に道志みちを進みました。山中湖から南に県道147号線、国道426号線、国道255号線、小田原厚木道路を通りターンパイク箱根の大観峰展望台であつまれ!なっちゃんねるミーティングvol.3に参加しました。

あつまれ!なっチャンネルミーティング@アネスト岩田ターンパイク箱根

イベント終了後は県道75号線、国道1号線、国道246号線、再び国道1号線と西に進み、愛鷹スマートインターから東名高速道路に乗り、清水から新東名、東名、伊勢湾岸道、新名神、名神、第二京阪と通り帰宅しました。

ツーリングプラン東名・中央道コース ワイドでは、伊勢湾岸道が利用できず静岡方面に行くには名古屋第二環状自動車道を通行することになり、大回りをする必要があります。休日のため二輪車定率割引が適用されるため伊勢湾岸道を通るルートを選択しました。

定率割引を利用して伊勢湾岸道を走行するほうが通行料金と走行距離、走行時間のトータルで良い結果となりました。

メリット&デメリット

ツーリングライダーにはとてもお得な割引制度ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。

改善と期待するところは、期間限定は不要、曜日限定は不要、さらに割日率アップ

⭕️メリット 二輪車定率割引の割引率が37.5%でとてもお得

土日祝でツーリングに出かける場合、エリアの指定がないため(対象外エリアあり)一気に遠くの目的地まで行くときに利用すると全線(一部対象外の道路あり)で割引が適用されます。

⭕️メリット ツーリングプランはエリア内なら乗り降り自由で活用方法いろいろ

ツーリングプランの魅力の1つにエリア内で乗り降り自由があります。最終目的地までの間に、

  • 気になる観光地や景色の良い道路に寄り道する
  • 美味しそうなご飯を食べるために高速を降りる
  • インター近くの安いガソリンスタンドで給油する

など活用方法はいろいろ。お得に楽しいツーリングを計画してください。

⭕️メリット ツーリングプランは平日ツーリングでも利用可能

平日がお休みの方や、平日が絡んだツーリングに出かける方にはとってもお得な制度です。

過去には、土曜日のイベント参加のため、金曜日にツーリングプランを利用して目的地近くまで移動したことがあります。大阪から関東で朝から行われるイベントに参加しようと思えば、

大阪を午前3時出発!?
 → 500km走行
 → イベント開場に10時到着
 → 始まる前からヘトヘト(笑)

とかなりタフなツーリングになります。平日に仕事を休んだり現地での宿泊代がかかったりと時間的・金銭的に負担がありますが、余裕があればツーリングプランを利用しない手はありません。

❌️デメリット 適用期間が決まっている → 通年適用にしてほしい

毎年4月から11月まで(北海道は10月まで)の期間限定で2つの割引制度が使えますが、12月から3月もツーリングに行く方も多くいらっしゃることでしょう。

3月になると気候も良くなり、バイク乗りは気持ちがウズウズしてくるものです。そのタイミングで割引が適用されていないとなると、少し残念な気持ちになります。

ぜひとも通年適用にしてほしいですね。

❌️デメリット 二輪車定率割引は土日祝のみ → 平日も適用してほしい

二輪車定率割引は土日祝にのみ適用されます。仕事が平日休みの方や平日に自由に時間が取れる方にとっては利用しにくい制度だといえます。

土日祝が休みの方が多いと思いますが、曜日を限定する必要はないと思いますね。

❌️デメリット 対象外の道路がある → 高速道路全てで適用してほしい

どちらの割引制度も対象外の高速道路があります。システム上の問題なのか、管理会社で思惑が異なるのか。これは利用者にとって全くプラスになりません。対象外の高速道路をなくすことで、より自由なツーリングルートの選定が可能になり、利用者のメリットがさらに高くなると思います。

二輪車定率割引では、以下が対象外の高速道路です。

  • 首都高速道路
  • 阪神高速道路
  • 本州四国連絡高速道路
  • 東京湾アクアライン
  • 第三京浜道路
  • 横浜新道
  • 横浜横須賀道路
  • 第二阪奈道路
  • 第二神明道路
  • 関門トンネル
  • 沖縄自動車道

ツーリングプランでは個々に対象外が指定されていますのでご確認ください。

❌️デメリット 登録・申し込みが必要 → なしで適用してほしい

二輪車定率割引はバイク全てに適用すれば良い話ではないでしょうか。申し込みなしでも割引が使えるようになれば、さらに高速道路の使用率も上昇すると思うのですが。

ひいては遠くまで足を運ぶライダーが増えて、観光地への経済効果が期待できると考えます。家族からお土産を頼まれている家族思いのライダーも多いと思いますよ。

一方ツーリングプランは乗り降り自由ができるため、システム的に申し込みなしでの適用は難しいでしょうね。

❌️デメリット 休日割引より7.5%引き → もっと割引率アップしてほしい

メリットでも上げた二輪車定率割引の割引率ですが、休日割引と比較すると7.5%の割引にとどまっています。割引率が小さいのもさることながら、割引ではなくいっそのことバイクの通行料を下げればいいのではないかと常々思っています。

大学生の頃、先輩が

先輩
先輩

「トラックが作った轍を俺達がならしてやっている」

と言ってました。その真偽は検証できないものの、タイヤの数や重量からも道路への負担も小さいはず。通行料金が自動車の半額になるのは理にかなっていると思います。

しかし排気量で言われると辛いところもあります。私のバイクも軽自動車より排気量は大きいですし。

Q&A

Q&A

Q いつ申し込んだらいいですか?

A 何日前からかの答え:
申し込みできる期間が決まっていて、何ヶ月も先の予定は申し込みできません。アンケートの少し上に申し込める期間の記載がありますのでご確認ください。

A 当日ならいつまでの答え:
当日でも申し込みができます。高速道路利用開始当日の最初の出口を通過する前までに申し込みを完了してください。ツーリングプランでは、適用区間を通り過ぎたあとに申し込みをしても通過した区間の割引は適用されません。

Q 出口で割引料金になっていないのですが・・・

A 利用当日は走行区間の通常料金が表示されますが、割引が適用される部分は後日まとめて割引料金で請求されます。

Q 二輪車定率割引とツーリングプランの両方を申し込んだら?

A 二輪車定率割引とツーリングプランの両方を申し込んだ場合、以下のように適用されます。

  1. ツーリングプランの対象エリア内の走行については、ツーリングプランが優先して適用されます。
  2. ツーリングプランの対象エリア外の走行で、二輪車定率割引の要件を満たす場合は、二輪車定率割引が適用されます。

ツーリングプランは申し込みすると料金が発生しますが、二輪車定率割引は使用しなければ割引は適用されませんので(使用料等なし)、使う可能性がある場合は申し込んでいても損はないでしょう。

Q 割引をキャンセルしたいときは?

A マイページからキャンセルできます。最下部に【お申込み中のプラン(最近の5件)】があるので、キャンセルするプランを選んでください。

ツーリングプランは走行しなくても料金が発生します。ツーリングに行けなくなった、などは必ずキャンセルしましょう。

二輪車定率割引は申し込んだ日付に走行しなければ自動でキャンセル扱いとなります。料金も発生しないのでキャンセルする必要もないでしょう。「走行したけど割引をキャンセルしたい」では高速料金が高くなるだけですし。

Q メールアドレスを変更したいときは?

A メールアドレスの変更はできません。メールアドレスの変更したい場合は、マイページから一旦退会し、変更したいメールアドレスで会員登録をしてください。

Q 会員をやめたいときは?

A マイページから退会できます。退会ボタンを押すと遷移したページに氏名とメールアドレスが表示されますので、内容に間違いがなければ退会ボタンを押すと退会できます。

しかし年会費もかかりませんので、今後割引制度を利用する可能性がある場合は退会せずにそのままでもいいと思います「もう使わないのに個人情報が登録されているのは嫌だな」という場合などは退会しましょう。

まとめ 通年適用、申し込みなし、割引率アップに期待

まとめ

ツーリングで利用できる高速道路の割引制度を紹介しました。2つの割引制度が利用できる期間にツーリングを予定されている方はぜひとも利用してお得に旅へ行ってもらえたらと思います。

休日のみでツーリングでは、二輪車定率割引がとてもお得です。

平日が含まれるツーリングでは、ツーリングプランがとてもお得です。

今後は曜日に関係なく通年で利用できる制度となればさらに高速道路の利用率も上がることでしょう。またバイクは普通車や軽自動車よりも道路への負担が小さく、さらに割引率を高くすることも可能と考えます。

MOTOINFOの特集サイト​​今年はさらに利用しやすい「二輪車定率割引」と「ツーリングプラン」の解説と調査報告​ 
では、利用動向や利用者アンケートがわかりやすくまとめてありますので、気になる方はご参照ください。

認知度はまだまだ低く、アンケートの結果では両方使用したことのあるライダーは30%未満だそうです。

​​​​両方を利用したことがあるという方は26.4%にとどまり、両プランとも利用したことのない者が約6割、両プランを知っているが利用していない者の割合が利用者を上回りました。さらに知らない者も約1割存在するため、認知向上と利用における条件緩和が必要ということが浮き彫りとなっています。​ 

今年はさらに利用しやすい「二輪車定率割引」と「ツーリングプラン」の解説と調査報告 考察:両サービスはライダーに役立っているか

この記事の作成時点は2024年11月で、2024年の二輪車定率割引とツーリングプランは11月末で終了します。

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