「いよいよ卒業が見えてきた!」「平均台で脱輪…」「スラロームのライン取りが不安…」
第2段階の7時間目まで順調に来ました。最後の教習、みきわめです。
そんな期待と同時に、みきわめに不安を抱える方も多いのではないでしょうか。特に、実技の難しさやコースの複雑さに直面すると、「本当に卒検に合格できるのだろうか?」と考えてしまいますよね。
今回の教習では、事故を防ぐための実践的な知識や、スラロームや平均台といった難所の攻略法を再確認しました。同時に、限られた時間で最大限の成果を出すコツや、緊張を和らげる方法についても学びました。
この記事では、第2段階のみきわめに挑んだ私の体験をもとに、上手く進めるコツや気づきをざっくばらんにお話しします。「どこに気をつければいいの?」「苦手な課題はどう克服する?」そんな疑問や不安を一緒に解消していきましょう!卒検を目前に控えた皆さんの準備が、この記事で少しでもスムーズになれば嬉しいです。
結論として、焦らず基本を大切にすれば、みきわめも卒検もきっと突破できるでしょう。その一助となれば幸いです!
私がリターンを達成するまでの第一歩、50歳を過ぎて再びバイクに魅せられた私が、大型自動二輪免許を取得するべく教習所入校から卒業検定、免許取得までをノンフィクションでお届けします。
※普通自動二輪(中型自動二輪)免許保有者が教習所に通って大型自動二輪免許MTを取る前提です。
第2段階 7時間目
教習項目
教習効果の確認(みきわめ)
教習内容
第1段階1時間目と同じ教官が担当となりました。これも何かの縁でしょうか。
教習を始める前に、よくある事故についてコースを使って実際に車とバイクを走らせて解説がありました。バイクが優先道路を走っていても、車はそのように振る舞ってくれない場合があるため、バイク側が注意をしなければなりません。
たとえば、次のような事故があります。
- 右直事故:交差点で直進するバイクと対向右折車が衝突する事故。車がバイクの速度を実際より遅く感じて右折を始めてしまうことが主な原因
- 車の優先道路への飛び出し:停止標識があっても飛び出してくる車がいるとのこと。特に見通しが悪い場所では厄介です。
- 急な左折、もしくは左への幅寄せ:左側のお店に入るために急に進路変更をする場合です。これが巻き込み事故の原因になります。
いずれの場合も、バイクはとっさの対応が難しいため、事故に巻き込まれる可能性があることを頭に置いて走行する必要があります。自分が車の運転をするときにもバイクへの配慮を十分に行い、バイクに乗る際には事故に遭わないよう心がけたいですね。
バイクの事故を防ぐためには、「自分の権利を主張するのではなく、起こりうる危険を予測して備える」という意識が何より重要です。
そして実走です。本来は全体の成熟度を見るためのものですが、まずはスラロームから始まりました。ライン取りやアクセルワークの説明がありました。パイロンとパイロンの真ん中を狙ってラインを取ることで、次のパイロンに早く対応できるだけでなく、車体がパイロンに当たらないことを実演していただきました。
これには驚きました。いつも後ろのガードが当たりそうで不安でしたが、実際にはそんなことはないとわかりました。いつものライン取りでよいとわかったことで、スラロームの課題はほぼクリアしたようなものです。アクセルも、車体を起こすために少し「当てる(アクセルの遊びを取り、エンジンに負荷を少しかける)」ことをイメージして操作する必要があり、大きく当てる(アクセルを吹かしすぎる)とコントロールを失ってしまいます。ただ、この技術を完全に習得するには時間が足りませんでした。
他の受講生からクランクの質問があり、次はクランクのワンポイントレッスンがありました。スピードの出しすぎは禁物で、平均台を渡るくらいのスピードでハンドルを切りながら通過するイメージです。確かにその通りだと思いました。
以降は、みきわめ対象者はコースを走行し、他の人たちは課題の練習に分かれました。
まずは1コースから練習を始めました。前を走る人についていく形になり、これではコースを覚えられませんでしたが、追い抜くわけにもいきません。まぁ、課題練習ということで割り切りました。
そして鬼門の平均台です。脱輪してしまい、それを見た教官から何度か練習するよう指導を受けました。「よし、繰り返し練習だ!」と気合いを入れましたが、さすがに一日中平均台ばかり練習する訳にもいきません。
教官からは、
- うまくいく時はスピードが一定で体がぶれない
- うまくいかない時はスピードが安定せず、バランスを取ろうとして体がふらついている
と指摘されました。さらに、平均台に入る前に一息ついて肩の力を抜いてみたらいいとアドバイスをいただきました。先日の卒検を見ていても、一息ついている人がいたのを思い出しました。気持ちだけでなく、わざと大きく体で意識してみようと思います。通過時間を測定してもらったところ、9秒から10秒となかなかのタイムでした。あとは本番でビビらずにできるかが課題です。
後半は踏切、S字、クランクと進みました。教官からのリクエストで波状路を走行し、問題ないとの評価をいただきました。その後、一旦発着点に戻り、卒業検定2コースへと進みました。踏切、S字、クランクと進んだところで、急制動に取り組む予定でしたが、タイムアップとなり、急制動を一度も行わないままみきわめが終了しました。
全体的には感触が良く、教官からも良好との評価をいただきました。卒業検定の予約をするようにと言われ受付に向かったところ、タイミングが悪く2週間後の検定となりました。
しばらくバイクに乗れない期間が続きますが、気を落とさず、その間にコースをじっくり覚えて卒検に挑みたいと思います。
まとめ
第2段階の7時間目を受講しました。追加教習を受けることなく、12時間で教習は終了となりました。卒業検定に落ちなければの話ですが(落ちれば補修講習が待っています)。
教官からよく発生するバイク事故の解説がありました。
- 右直事故
- 車の優先道路への飛び出し
- 急な左折、もしくは左への幅寄せ
単体で見ると大きなバイクでも、一般の交通の中では自動車やトラックに比べると遥かに小さい乗り物です。私も含めてドライバーからは見落とされがちであることを理解する必要があります。ヒヤリハットなんていくらでも経験しています。その経験を活かして対処できるのも50代だと思っています。
実走では改めてスラロームとクランクのコツを教わりました。アクセルワークによるメリハリとスピードのバランスに尽きます。別途ライディングスクールで学ぶのはいいかもしれないなと思いました。
検定コースの課題も徐々に仕上がってきました。教官のお話もあって、鬼門の平均台も良くなってきました。
50代、体力と反射神経の衰え、バランス感覚の低下、久しぶりのマニュアル車。教習を受ける前までは不安はありましたが、12時間の教習を終わらせることができました。残すは卒業検定のみ。問題は記憶力、コース覚えられるかなぁ。
免許取得まであと17日です。
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