【保存版】大型自動二輪免許 教習所の選び方7選

教習所の選び方 50代で大型自動二輪免許を取りたい!!

普通自動二輪免許を持っている方が大型自動二輪免許を目指すとき、何を基準に自動車教習所を選んだらいいか迷っていませんか?

教習所を選ぶのに注目すべきポイントが7つあることがわかりました。

調査すると、教習所のコースに特徴があったり、基本料金や安心パックの費用が違ったりしています。

私が教習所に通う前に近隣の教習所を調査したところ、二輪専用コースの有無や基本料金にも差がありました。

この記事では、教習所を選ぶときに注目すべき7つのポイントを紹介します。

7つのポイントを押さえることで、大型自動二輪の教習所の選び方はバッチリです。

  • 公認校であること
  • 大型自動二輪教習をしている
  • 二輪専用コースがあること
  • 所在地
  • 基本料金
  • 安心パック
  • 一括予約

最後に、7つのポイントから選んだ大阪府下の4校をピックアップしています。教習所選びの参考にしてください。

※普通自動二輪(中型自動二輪)免許保有者が教習所に通って大型自動二輪免許MTを取る前提です。

免許取得までの流れ

普通自動二輪免許保有者が教習所で大型自動二輪免許を取るまでの流れを確認します。

  1. 教習所に入校する
  2. 教習所で12時間の技能教習を受ける
  3. 教習所で卒業検定を受け合格する
  4. 運転免許試験場で免許証の内容書き換えをする

ご自身の技量により時間が延びる可能性があるのは、2の技能教習と3の卒業検定です。ストレートで行けば時間も読めますが、追加教習を受けたり、卒業検定に落ちたりするとその分時間がかかってしまいます。

教習所に通った場合、一般的には1〜3ヶ月で卒業される方が多いようです。

通常の教習所では、仕事や学業と両立しながら通うため、1〜3ヶ月程度かかることが多いです。週末のみの通学や、平日の夜間教習を選択する場合は、さらに時間がかかる可能性があります。

大型二輪免許取得の費用は?普通免許ありの場合、合宿免許合宿での取得についても解説

教習所の選び方7選

お住いの地域によって選べないことも考えられますが、必須ポイントは必ず押さえてください。まずは7つのポイントに沿って調査すれば間違いないでしょう。

  • 【必須】公認校(指定自動車教習所)である
  • 【必須】大型自動二輪教習をしている
  • 二輪専用コースがある
  • 無理なく通える場所にある
  • 基本料金
  • 安心パック → 技能教習の補習料金が無料になるプラン
  • 一括予約 → 初回講習から卒業検定までをはじめに決定するプラン

【必須】公認校なら教習所での技能試験に合格すればOK

公認校(指定自動車教習所)である教習所の技能試験に合格後は試験場で免許証の書き換えをすれば晴れて大型ライダーです。

「自動車教習所」と名の付くところは公認校ですが、念のため確認しましょう。ほとんど場合ホームページに書かれています。

【必須】大型自動二輪教習をしている教習所を選ぶ

多くの教習所で自動二輪教習を行っていますが、大型自動二輪教習を行っていないところもあります。

普通自動二輪(中型自動二輪) → 大型自動二輪 のステップアップが目的なので必ず確認してください。

二輪専用コースの3つのメリットと2つのデメリットを理解する

【メリット】四輪車が混在しないので安心して教習が受けられる

四輪車が混在しないコースなので、他車との接触リスクが減り、安全に練習できます。余計なことに気を使わずに教習を受けられることで、自分の運転に集中して取り組めます。

【メリット】一度に教習を受ける人数が多いので教習が取りやすい

一度に教習を受ける人数も多いのは、二輪専用コースがあるメリットです。1時間に受けられる生徒の数が多いとそれだけ予約が入れやすく、短期間で教習が進められる可能性があります。短期間で教習が進められると、体や意識が薄れずに次の教習が受けられて、安心にもつながります。

同じ時間に多くの生徒さんがいると、参考になる生徒さん、真似してはダメな生徒さんがいて、見ているだけでも学びになります。

【メリット】教官が多いのでアドバイスがもらいやすい

生徒さんも多いですが教官も多くいらっしゃいます。何人もの教官に担当していただきましたが、皆さん百戦錬磨でとても丁寧でわかりやすい指導をしていただきました。各教官の指導にブレがないので、頭にも入りやすいです。

担当クラス以外の教官からも指導をいただけることがあり、すぐに修正できるのがよかったです。

【メリット】受け入れ体制が整っているので入校までの待ち時間が短い

二輪専用コースがあることで受け入れ体制が整っている場合も多く、希望に合わせて入校できるでしょう。気分が上がっているときに教習が初められると、卒業まで一直線に進められます。

教習所によっては入校まで半年待ちもあるようですよ。

【デメリット】コースがコンパクトなので公道とのサイズ感が違う

コースがコンパクトに作られている場合はデメリットになります。

例えば、短い距離で加速をして急制動を行ったり、小ささの交差点や踏切に細い通行帯など、公道と同じサイズでないところがあります。

【デメリット】渋滞する

一度に教習を受ける人数が多いことの裏返しで、平均台やスラロームなどの前で他の教習生が終わるまで待つことがあります。課題を繰り返し練習がしたくても待ち時間が発生すると十分練習できない場合があります。

無理なく通える場所にあることで卒業までモチベが続く

料金だけに注目して教習所を選んでしまうと、自宅から遠くなったり通勤ルートと離れていたり、生活圏から全く外れたところでは卒業までモチベーションを維持できなくなる可能性があります。

無理なく通える範囲で、教習所を探しましょう。

基本料金に差があるので要確認

普通自動二輪を持っていると技能教習12時間です。教習内容が同じでも教習所によって料金に差があり、オプション料金にも差がありました。教習時間が同じなら安い教習所を選ぶとよいでしょう。しかしコストだけをみて遠方の教習所に通うのはナンセンスです。

調査してみると、二輪専用コースがある教習所のほうが安い傾向にありました。

家族に説明するにも「こっちのほうが安いでしょ?」と、同意が得られるかもしれません。ほぼ言い訳レベルですが😁

安心パックがあると追加教習が格安もしくは無料

多くの教習所で安心パックの設定があります。教習時間の2倍まで教習を無料、もしくは定額で受けられるというものです。

リターンを目指す場合、久しぶりにバイクに乗る方も多いことでしょう。保険の意味ではあれば安心ですが、「確率低・損失小」なので無理に付ける必要もないです。

若い頃に乗っていたのなら、ブランクがあっても体はバイクを覚えていますよ。

一括予約ができると卒業までスケジュールが決められる

早く免許を取得したい方、時間が限られていて先の予定まで立っている方が都合がいい方には価値があります。予定が決まってしまえば、途中で挫折しそうなときでも奮起できるかもしれません。

追加料金は、1万円台から2万円代後半まで様々です。

確認したい6つのポイント

さらに6つのポイントも押さえておくと、より満足して教習所に通えます。

ヘルメットの貸出をしているか

教習所によりヘルメットの貸出の有無が別れます。貸出をしている教習所であれば、

  • ヘルメットを持たずに出かけた先から直接教習所に行く事ができる
  • 免許は取るけど、バイクを買って乗るとは限らない

などの場合は助かります。

もしヘルメットの購入を検討している方は、「ヘルメット選び5つのポイント アストロGXを買った理由」も参考にしてください。

各種割引があるかも注目

以前同じ教習所を卒業されていた場合、卒業割引が適用されるところがあります。

他にも、友達紹介割引や、グループ割引など教習所により色々と用意されています。

同じ通うなら割引も注目したいですが、おまけ的に考えましょう。

教習時間は自分に合っているか

朝9時台から始まる教習所が多いですが、終了はさまざまです。ましてや土日祝は平日より早く終るところがほとんどです。

平日の夜に通えるか、土日祝に十分教習をしているか、ご自身のライフスタイルとマッチしているか確認が必要です。

入校までの待ち時間が短いか

すぐ入校可という教習所もあれば、受付を停止している教習所もありました。一番近くて良さそうな教習所が受付停止!?となれば、ほかを探すか再開するまで待つかになります。

AT限定の教習が受けられるか

大型自動二輪AT限定を設定している教習所はピックアップ4校のうち1校だけでした。

AT限定で乗車できるのは、ホンダのゴールドウイングやレブル1100、ヤマハのFJR1200ASやTMAX560などでクラッチ操作が不要な電子制御シフト採用車があります。試乗レビューを見ていると、クラッチ無しはとても楽だとの声が多いですね。

AT大型二輪免許 │ 二輪車免許を取ろう │ Honda
このページでは、AT大型二輪免許証を取得するための方法をわかりやすく解説しています。7つの免許区分の中から、ご自身の都合に合わせた説明をごらん頂けます。

免許はMTを取ってATに乗るってのはアリだと思います。せっかくなので、MTに挑戦してみてください。

口コミの評判はいいか

多くの教習所て卒業生の声が公開されていました。「指導員が優しかった」「褒めてくれた」などの声が多く寄せられています。

私が免許を取ったときは、卒業検定後の教官からの一言は「路上では安全運転をするように。君たちの顔は覚えているからな!」と今とは大違いの門出の言葉をいただいたものです。

教習期限・検定期限

教習所には「教習期限」「検定期限」があります。なんか懐かしいでしょ?どの教習所かに関わらずそれぞれの期限が適用されますので、改めて確認します。

教習期限は9ヶ月

教習所は入校から9ヶ月以内に卒業しなくてはなりません。

普通自動二輪→大型自動二輪MTの教習は12時間なので9ヶ月かかることは稀だと思いますが、頭の片隅においておきましょう。私の場合は1.5ヶ月で卒業できましたが、1〜3ヶ月程度で卒業検定まで進む方が多いようです。

検定期限は3ヶ月

教習が終わってから3ヶ月以内に卒業検定に合格しなければなりません。あとは運転免許試験場で免許証の書き換えを行います。

運転免許試験場

運転免許試験場とは、運転免許の取得や更新、再交付、試験を行うための各都道府県警察の管轄にある専門施設です。

教習所を卒業したら運転免許試験場で書き換えとなります。

試験手数料(適性試験)が1,750円、交付手数料が2,050円、合計3,800円が必要です。

手数料 3,800円(試験手数料 1,750円、交付手数料 2,050円)

大型二輪・普通二輪免許(指定校を卒業して学科試験も技能試験も免除)の手続について

試験場での一発試験は狭き門

試験場での一発試験は現在でも行われており、料金は以下のようになっています。普通自動二輪免許を持っていれば、試験場での一発試験でも学科試験は免除されます。

区分試験手数料交付手数料応急救護処置講習車両使用料
大型二輪車免許2,600円2,050円4,200円
(普通免許保有者は免除)
1,450円
2024年10月現在
大型二輪・普通二輪・大型特殊・けん引免許|大阪府警本部
学科試験業務はオンライン予約システムによる完全予約制です。予約方法の詳細にあっては以下をクリックしてください。

昭和の頃は大型バイクに乗るには運転免許試験場でいわゆる「一発試験」で合格することのみで取得できました。これが難易度が高く、限定解除はバイク乗りのあこがれでとても権威高いものでした。

今でも難易度は高く狭き門のようです。

一発試験の合格率は非常に低く、10%~20%と言われています。しかしこれは一回で合格した割合ではなく、試験に合格した割合です。一人当たりの平均受験回数は4回~10回と言われています。

大型二輪免許とは。費用・期間・流れを徹底解説

原付から大型まですべて一発試験を受けた友人がいます。その後友人は教習所の教官になりました。素質があったんですね。

二輪専用コースがある自動車教習所 4選(大阪府)

大阪に所在する二輪専用コースで教習を行っている4校を、基本料金が安い順に比較してみました。

大阪以外にお住いの方も、教習所選びの参考にしてください。

※普通自動二輪(中型自動二輪)免許保有者が教習所に通って大型自動二輪免許MTを取る前提です。

教習所名大阪みなとドライビングスクールネヤガワドライビングスクール住の江ドライビングスクール近畿自動車教習所
所在地大阪市港区大阪府寝屋川市大阪市住之江区大阪府東大阪市
基本料金67,200円72,600円74,800円77,100円
教習時間
(平日)
9:00〜21:009:00〜20:009:50〜20:309:40〜20:10
教習時間
(土日祝)
土9:00〜19:00
日祝9:00〜18:00
9:00〜19:009:50〜18:309:40〜18:10
仮申込なしありありあり
安心パック追加料金11,000円
60歳未満適用
無料13,200円
一括予約追加料金13,200円22,000円27,500円16,500円
各種割引制度卒業生割引?
2名以上でグループ割引
卒業生割
ネット割
お友達紹介
お友達紹介お友達紹介
その他予約無しで申し込み可能フルタイムは
追加5,500円
四輪コースを一部使用
2024年10月現在 料金は税込み

詳細は教習所のオフィシャルサイトをご覧ください。

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(少し余談)免許制度について

私のなかでは、二輪免許の分類は排気量順に大型、中型、小型、原付でした。で、大型がなぜ「限定解除」と呼ばれていたのか?歴史を紐解いてみると、

1972年に125ccの小型自動二輪免許が新設され、1975年に排気量制限のない「自動二輪免許」、400cc以下に乗れる「中型限定自動二輪免許」、125cc以下に乗れる「小型限定自動二輪免許」の3つに分類された。

[バイク歴史探訪] クルマの免許さえ取れば排気量無制限でバイクに乗れる時代があった!?〈二輪免許区分改正の歴史〉

中型限定、小型限定の「限定」が取れるから「限定解除」なんだ、と。

そして知らぬ間に中型自動二輪が普通自動二輪になっていました。

大型自動二輪免許が新設されたのが1995年だ。あわせて、中型限定自動二輪は普通自動二輪免許となり、小型限定自動二輪は小型限定普通自動二輪免許に変わった。

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「中免」と言わなくなって少しさみしく感じているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。同世代ではまだまだ中免で通用しますよね。

親世代は、「自動車の免許を取ったらバイクの免許が付いてきた。大型バイクも乗れる」という時代で、子どものころは羨ましいなぁと思っていました。

かつては四輪免許を取得すると、現在の原付免許の感覚で、自動二輪に乗れる免許が付帯された時代があったからだ。

[バイク歴史探訪] クルマの免許さえ取れば排気量無制限でバイクに乗れる時代があった!?〈二輪免許区分改正の歴史〉

それってOKですか?すごい時代だったなぁと。

まとめ

まとめ

注目するポイントとその理由をまとめました。

  • 公認校(指定自動車教習所)である → 必須 卒業検定に合格したらOK 試験場は書換のみ
  • 二輪専用コースがある → 入校、教習受講、卒業までがスムーズ
  • 無理なく通える場所にある → 通いやすいことで卒業までのモチベを保てます
  • 基本料金 → 教習所により差があり、7万円前後から
  • 安心パック → 無料もしくは1万円程度の追加料金が必要 なくてもOK
  • 一括予約 → 1万円代から2万円後半まで教習所による 早く取得したい方にはアリ
  • 各種割引制度 → お友達紹介制度やネット割など特典内容はさまざま

二輪専用コースがある教習所で絞りましたが、四輪と同じコースを使用する教習所も多くあります。専用コースがあることで教習が取りやすい可能性がありますが、料金や所在地なども含めたトータルで自分に向いているかで決定しましょう。

具体的に教習所を上げて比較していますが、ご自身がお住まい付近の教習所でも同じように比較できると思います。今回のようなポイントから教習所を検討するのも選択肢の一つではないでしょうか?

教習所によっては見学が可能なところもあります。もし気になったら見学に行ってみるのもいいでしょう。

今では教習所でヘルメットのレンタルもやっていないところもありますので、教習所に通う前に購入すると良いでしょう。

皆さんの参考になれば幸いです。

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