いよいよ第2段階の教習です。教習に設定されている時間は7時間。第1段階と同様に追加教習なしでいきたいものです。
第1段階でバイクの操作は概ね習得できているとの前提で、卒業検定コースを頭に叩き込むことがメインの教習内容となります。あとは繰り返し走行して、技量を上げていくことになります。もういい歳なので、コースを覚えられるのかが心配でした。
実際に練習をしてみると、2つの卒業検定コースは前半と後半がほぼ入れ替わって構成されていて、どちらかを覚えるともう一つもだいたい分かるようになりました。
1〜2時間目では、よりバランス感覚が必要な教習が追加されました。
例えば渋滞を想定した低速走行。一般道に出れば当然渋滞にハマることがあります。自動車の後ろをトロトロついていくのはよくあること。大型自動二輪では車体重量も重くなり、さらにバランス感覚が必要です。
立ち乗り走行もバランスが必要です。ステップに立ち上がることで重心が高くなり、運転の安定性や感覚が違ってきます。
私がリターンを達成するまでの第一歩、50歳を過ぎて再びバイクに魅せられた私が、大型自動二輪免許を取得するべく教習所入校から卒業検定、免許取得までをノンフィクションでお届けします。
※普通自動二輪(中型自動二輪)免許保有者が教習所に通って大型自動二輪免許MTを取る前提です。
ポイント
- 1時間目では、卒業検定2コースを主に走行しました。渋滞を想定した低速走行での練習もしました。
- 2時間目では、卒業検定2コースを主に走行しました。立ち乗りでのスラロームや、砂利道も走行しました。
第2段階 1時間目
教習項目
- 交差点の通行(直進、右折、左折)
交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる
教習内容
休日出勤だったこの日、仕事を15時に終わらせ、一旦家に帰って服を着替え、靴を履き替え、ヘルメットを持って教習所へ向かいました。17時からの教習には余裕で間に合いほっとしました。
仕事もしなくちゃいけない、教習予定が入っているので遅れてはいけない。焦る気持ちが失敗や事故に繋がりかねません。いい歳なんで落ち着いて行動しないとケガします。
今日から第2段階が始まり、1時間目と2時間目の教習を受けます。
第2段階1時間目は卒業検定2コースを走行する練習でした。
卒業検定コースは2種類あり、1コースと2コースで前半と後半が入れ替わって構成されています。波状路はゴール直前に設定されています。
※教習所によりコース順は異なりますので、ご参考までに
- 1コース
発着点 → (坂 → スラローム → 平均台) → (踏切 → Sコース → クランク → 左折可 → 急制動) → 波状路 → 発着点 - 2コース
発着点 → 外周 → (踏切 → Sコース → クランク → 左折可 → 急制動) → (坂 → スラローム → 平均台) → 波状路 → 発着点
まずはいつも通り、全員で一列になって外周を走ります。外周を走った後は教習内容によるクラス分けが行われました。
大型自動二輪の第2段階1時間目は渋滞を想定した低速走行の練習を行いました。S字やクランクを普通に走行した後、次に低速で走行しました。
「意外といけそうな、やっぱり難しいような」
教習車であるホンダNC750Lは重心が低くバランスが取りやすい構造ですが、若いときに比べてバランス感覚が明らかに低下していることを実感しました。その後、時間まで2コースを繰り返し練習しました。
第2段階 2時間目
教習項目
- 見通しの悪い交差点の通行など
見通しの悪い交差点の危険性を読み取り、安全な速度と方法で通行でき、踏切での一時停止と安全確認などができる - 交通の状況及び道路環境に応じた運転
道路での運転を想定し、道路や交通の状況をすばやく確実に認知し、安全で快適な運転ができる
教習内容
1時間目と同様に外周を走行後にクラス分けがされ、卒業検定2コースの走行がメインでした。外周の中央線を平均台に見立てた走行や、外周にあるパイロンを利用してスラロームの練習を行いました。
スラロームで走行する際には、立ち乗りでの練習が課されました。これが非常に難しかったです。そのほか、砂利道なども試しに走ってみました。
今回の教習で最もショックだったのは、ヘルメットのあごひもの結びに失敗したことです。
Dリングの結び方は、2つのリングにベルトを通し、その後1つ目だけにベルトを通して締める手順ですが、あご下なので見えない中での作業になります。昔は難なくできていたのに、この日は2回とも失敗してしまい、年齢を感じました。また、1時間目ではグローブをはめ忘れる失敗もしてしまいました。
落ち着いて教習を受けているつもりでしたが、緊張が出ているというか、集中できていないというか。
まとめ
第2段階の1〜2時間目を受講しました。
どちらの時間も卒業検定コースを繰り返し走行して覚えることが最大の課題でした。
同じコースを走行する反復練習ではありますが、決まった教習時間内でコースが覚えられるのか、一抹の不安は拭いきれません。年齢にはあらがえないと感じています。
よりバランス感覚が必要な課題も加わりました。低速走行は一般道ではよくあることです。ニーグリップでバイクとの一体感が保てるよう引き続き練習が必要と感じました。
立ち乗りは実際の走行では使う場面も少ないかと思いきや、突然の段差や少し凹んだところなど前を走る車を見ているとわかることがあります。そんなときは立ち上がらないまでも、素早く腰を上げ段差に備えることも必要です。いつもと重心が変わってバランスが取りづらいときも。立つとどのくらい感覚が変わるか、知っておくのは必要ですね。
免許取得まであと32日です。
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