50代で大型自動二輪免許を取りたい!! 教習所編 第2段階 3〜4時間目

第2段階3〜4時間目 50代で大型自動二輪免許を取りたい!!

第2段階は2回目、3〜4時間目の教習です。

この日は、午前中に1時間、午後に1時間の教習でした。休日にしか教習所へ通えないなかで教習を取ろうとすると、間が空いてしまうこともあります。

バイクを安全に運転するには高い操作技術だけでなく、道路状況や危険を察知する力や判断力が必要です。

今回の教習では、予測不能な道路状況に対応する能力、危険を瞬時に察知し回避する技術、そして何よりも大切な「安全」への深い意識を身につけていきます。

見通しの悪い交差点、変化に富む道路環境、急な障害物、そしてカーブ。初心者が最も不安に感じるのは、予測できない道路の危険。特に見通しの悪い交差点や急なカーブ、まさに心臓が飛び出しそうです。

どんな場面でも冷静さと技術を発揮し、自分と周囲の安全を守る。まずはその入口を教官の指導の元、安全に配慮されながら体験することはとても学びになります。

私がリターンを達成するまでの第一歩、50歳を過ぎて再びバイクに魅せられた私が、大型自動二輪免許を取得するべく教習所入校から卒業検定、免許取得までをノンフィクションでお届けします。

※普通自動二輪(中型自動二輪)免許保有者が教習所に通って大型自動二輪免許MTを取る前提です。

大型二輪免許取得までの道 第2段階
大型二輪免許取得までの道 第2段階

ポイント

  • 3時間目では、卒業検定2コースの走行がメインで、立ち乗りでS字コースも走行しました。
  • 4時間目では、曲がる、止まる、回避などを様々な速度で走行しました。

第2段階 3時間目

教習項目

  • 見通しの悪い交差点の通行など
    見通しの悪い交差点の危険性を読み取り、安全な速度と方法で通行でき、踏切での一時停止と安全確認などができる
  • 交通の状況及び道路環境に応じた運転
    道路での運転を想定し、道路や交通の状況をすばやく確実に認知し、安全で快適な運転ができる

教習内容

  • 卒業検定コース走行
  • スタンディングで外周、S字走行

これまで通りコースを覚えることが中心でした。その中で、スタンディングでの乗車について説明を受けました。これまでも立ち乗車をすることはありましたが、立ったまま外周やS字コースを何度も走行するのは初めての経験でした。

20代の頃、ツーリング中に疲れてステップに立って乗車をしたことはありましたが、それは直線での話でありカーブやS字の走行は未経験でした。立つことで重心が上がり、少し怖さを感じました。

そんな中、コーナーを曲がるときには「足でグイッとバイクを傾けると曲がる」という話を思い出しました。立っているためニーグリップはうまくできませんでしたが、外足でタンクをグイッと押し込んでみました。すると、バイクが押し込んだ内側に傾き、無事にコーナーを通過することができました。

「これが教官の言っていたことか」と、実際に体感して理解することができました。「頭で考えるのではなく、体で乗る」ということを学んだ気がします。

第2段階 4時間目

教習項目

  • カーブの安全走行
    カーブに応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる
  • 急制動
    安定した急制動ができ、速い速度の危険性を理解できる
  • 回避
    障害物に対する急な回選の判断ができ、対応を図ることができる。

教習内容

  • カーブ走行
  • フロントブレーキロック
  • 信号による回避
  • 急制動

カーブ走行では次の3通りで走行しました。

  • 20〜25km/h
  • 30〜35km/h
  • 障害物を回避できると自分で判断できる速度

指定速度での2回は、速度の違いによる遠心力を感じる練習でした。速度が暴ればその分遠心力を感じます。

カーブ走行の回避練習では、左カーブにあるパイロンを避けるというものです。カーブに入る手前でパイロンを確認し外側に避けましたが、どちらに避けるべきだったでしょうか?

実際の道では左カーブの外側は反対車線になるので、対向車が来ていれば接触する可能性があります。他方、パイロンの内側に避けると対向車との接触リスクは減りますが、障害物が路上駐車ならば内側に避けることは不可能です。

カーブ回避
カーブ走行ではどちらに回避するのが正解か?

次は、超低速でフロントブレーキを強くかける練習でした。これが意外と実践するのが難しいのです。転倒すると分かっている状況でフルブレーキをする。教官が支えてくれるとはいえ、やはり転倒しました。

「コケたくない」

と自然と思ってしまうんですよね。

続いて信号による回避練習です。

40km/hで目印のパイロンを通過した際、その先の信号で指示された方向に回避するというものでした。手順は、

信号確認 → 決められた方向に回避 → ブレーキ → 停車

回避動作
回避動作

中型免許取得時にも回避の教習を受けましたが、50歳にもなると反応できるか少し不安でした。いざ挑戦してみると反応はできましたが、指導された手順通りにはいかず回避する前にブレーキをかけて少し減速しまいました。本来は回避してからブレーキをかけて止まるよう指示されていたのですが、危ない、と思ったらブレーキをかけてしまいました。これまでの癖が出てしまったようです。

最後に急制動の練習がありました。限られた距離の中で十分に加速し速度を保ち、決められた範囲内で停車する課題です。40km/hの速度が必要なので、カーブから加速を試みましたが、教官から「直線に入ってから加速するように」と指導されました。これがなかなか難しく、短い直線のみで加速が間に合うのか不安に感じました。

今回の課題以外に、軽く操作が楽な400ccのバイクに乗り換え、砂利道を走ったり、変則的な8の字走行(8の字にならず手前のカーブに入って走行、出口に抜けず8の字内を走行)をしたりと、さまざまな練習を行いました。

課題以外
課題以外

練習に使用したCB400スーパーフォア。心地よい排気音と軽さ、乗りやすさには感動しました。「これは売れるわぁ」と実感しました。ちなみに私が中免教習で使用していたのは、ホンダCBR400Fの教習車でした。懐かしー!

まとめ

まとめ

第2段階の3〜4時間目を受講しました。

これまでよりも、さらにバイクの操作性や操作感覚を学ぶ教習内容でした。

スタンディングによる重心の変化でバイクの動かし方が変わってくるのが実感できました。ニーグリップもできないので、足の裏でバイクを操作する必要も出てきます。

カーブ走行では速度による遠心力の大きさを感じることができました。

回避走行は特に技術が必要ではありませんが、周りの状況を見極める必要があります。実際の道路では対向車の有無や障害物の大きさなどで都度都度の判断が必要でしょう。

急制動は苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか?限られた距離の中で十分に加速し速度を保ち、決められた範囲内で停車するのは練習も必要ですし、勇気も必要です。

次回はシミュレーターの教習とのことです。半袖でもOKだそうですが、確かにそうですね。

免許取得まであと31日です。

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